『劍岳 点の記』

原作も最近読んで、かなり期待して観に行きました。

が、なんなんでしょう、この映画。
映像は確かに綺麗で見応えがあるけど、逆にそれだけな感じがしてしまいます。。
あとひとつひとつのシーンが全体的に短くて、話も若干ぶった切れてる感あり。
ただこれは原作を先に読んでから映画を観たから、原作と比較しての印象なのかもしれません。
主人公の柴崎役の浅野忠信の台詞回しもなんとなく時代設定にあってなく、かつ軽い感じ。
寡黙な男という設定なら、もうちょっと言葉に重みを持たせた方がよかった気がします。
松田龍平も然り。
台詞もそうだけど、あの落ち方したらあんなもんじゃ済まないでしょ。
最後が雪でショック吸収して無事ってのは設定として分かるけど、
落下途中で岩にぶつかってる(?)のにねぇ。
宮崎あおいもなんか篤姫の印象がまだ強すぎて若干の違和感あり。
でも、長次郎役の香川照之はよかったと思う。

期待値が大きかっただけにちょっと残念な映画でした。